和歌山有田　嶋市農園

茶の間のデザートとして、老若男女から愛される果物のみかん。普段みかんを食べるとき皮を剥いてその皮を廃棄すると思いますが、みかんの皮には驚くべき力があります。廃棄物にするのではなくその力を利用して無駄なく再利用する事ができるのです。ここではみかんの皮を使ったおすすめの再利用法をご紹介いたします。

みかんの皮を新聞紙の上に広げて並べ、天日干しして乾燥させます。皮がカラカラに乾燥したらネットに入れ、靴箱やこたつ、押し入れの中に吊るします。そうする事によってみかんの皮に含まれるリモネンという、みかんやグレープフルーツ独特のさっぱりとした甘酸っぱい香り成分が消臭の手助けをしてくれます。

みかんの皮を干してガーゼなどに包みます。入浴時湯船に入れるだけです。みかんの皮に含まれる成分のリモネンには精油成分があり肌の潤いを促してくれます。また甘酸っぱいさっぱりとした香りがありアロマテラピー効果が期待されます。

みかんの皮に含まれるクエン酸にはアルカリ性の汚れを落とす力があります。みかんの皮の液を噴きかけ、拭き取る事でキッチンのシンクや洗面台、ガラスの水垢、トイレの汚れを落とす事が可能です。

また、ガスレンジや電子レンジの油汚れには、皮でそのまま擦って拭き取ってあげると良いでしょう。この時、ギトギトで頑固な油汚れには効果が薄い場合もありますので、ご了承ください。壁や金属に書かれた油性マジックも、みかんの皮で擦ると汚れが落ちる場合があります。

みかんの皮を綺麗に洗い千切りにします。沸騰したお湯で煮詰め、みかんの皮のエキスが滲み出てきたら火を止めて冷ましてください。蜂蜜とすりおろした生姜をお好みの量で入れると、みかんの皮の無添加ジュースができます。みかんの皮に含まれるヘスペリジン、ビタミンC、β-クリプトキサンチンは体調管理のサポートに役立てる事ができます。