施肥
樹勢を維持の為、春と秋の二回肥料を撒きます。
有機肥料(魚)を施肥しています
道具はバケツ、自家製引き車、リュックサック型施肥袋、一輪車
- バケツ:少量しか入れれませんが山畑など足場が悪い場所で使用します。
- 自家製引き車:量も入り平地での使用は楽で非常に便利です。
- リュックサック型施肥袋:大量に入り足場を気にせず便利ですが、背負うので体が汚れます、木が大きくなり枝に引っ掛かかり使いづらくなります(写真にはありません)
剪定
枝に日があたるように剪定します。
収穫後のから芽が出だすまでの次期が木に負担が少ないです。
摘蕾(てきらい)
つぼみ、花を取る作業です
植えたての苗になるみかんは美味しくないのと、木を大きくする為に取ります。
摘果、粗摘果
なりすぎだと果実が大きくならないので落とします
皮も厚く、実も固いので手でちぎります
大きさ、傷、形で判断してちぎり、枯れ枝も除去
仕上げ摘果
収穫間際の摘果で、汚いのや小さすぎなのを落とします。
皮が薄く、実も軟らかいのでハサミが必要です。
また後半で摘果するほうが残ったみかんが更に甘くなります。果実肥大は望めません
収穫
収穫ばさみと収穫かごで収穫です
収穫かごの事を有田弁で『てぼ』と呼んでいます。
南部方面では『ぼっつり』と呼ぶらしいです。
コンテナ一箱で約20kgあります。
採りやすいみかんは両手で持ちながら収穫します。
手が届きにくいみかんは片手取り。
ほぞを切る時ハサミの刃と人差し指で挟んで支えて採ります。
ほぞが長いと他のみかんを傷つけるので2度切りします。
平地の畑からの持ち出しはこのクローラーを使います。
段々畑での持ち出しはモノラックをつかいます。
狭い畑、モノラックの無い畑は人力で担いで出します。
箱詰め
選果
まず選果作業をします。(大きさ別にわけます)
大きさは次の表の通りです。(多少の差はあります)
階級 | こつぶ | 2S | S | M | L | 2L | 3L |
果実の直径 | ~4.5cm | 4.5cm~5cm | 5cm~6cm | 6cm~6.5cm | 6.5cm~7cm | 7cm~8cm | 8cm~ |
選別
綺麗さで分けます
その他
ゴマダラカミキリ
カミキリ虫の幼虫は木を食べ、住居とします。
木を枯らすので、木屑を見つけ次第「ナイフ」「針金」「スコップ」で除去。
木屑は幼虫が食べている場所です。
成虫になると穴を開け出てきます。
石垣積
山畑の段端は石垣、土岸でできています。
石垣は大量の雨により崩れる場合があるので積み直します。